Medical & Research 医療・食の研究

医療

歯根膜の移植医療への実用化
神奈川歯科大学・河田俊嗣教授との共同開発の成果

神奈川歯科大学
河田 俊嗣 教授

細胞組織を破壊しないCAS凍結技術が応用され歯の移植治療が事業化しております

私は歯の歯根膜という組織を生かし患者さんの歯を20 年~30年経っても移植できる開発に没頭してきました。窒素で凍結、ガスで凍結、ドライアイスで凍結。しかし全て組織が死んでしまい壁にぶつかった時、同僚の心臓移植の研究をしている先生からアビーのCASの紹介を受け歯根膜用の技術開発をして貰い、歯根膜と神経が生きている、20年、30年経っても自分の歯に移植できるという劇的な開発に成功し、歯の銀行を立ち上げました。

凍結保存を用いた歯根膜再生および新たな歯の移植法
「抜歯から冷凍保存まで」

抜歯
CASプログラムフリーザーによる凍結
ハーモニック機能付き冷凍保管庫にて保存

歯の凍結から再植へ

CASフリーザーと歯科用−130℃保管庫で歯を保存。保管庫より取り出し。
歯根膜の組織破損がないために、移植が出来る。
移植直後の歯。
移植後1年経過。神経も生きて歯の機能が完全に再生できている。